天野銀次(うさぎ)
神様なんかいないと思ってた。
ずっと前はいると思ってた。でもだんだん信じられなくなって…いないと、いても意味のないものだと思ってた。
けど。
今、オレの腕の中では蛮ちゃんが眠ってる。
…綺麗だなぁ…。
蛮ちゃんに逢ってから何度も思って、何度も口にしてその度に蛮ちゃんに嫌な顔をされてるけど、それでもやっぱり思う。
蛮ちゃんって、すっごく綺麗だ。
もちろんオレは、蛮ちゃんの優しいところとか照れ屋なところも大好きだけど、綺麗な外見も大好きで。
長いまつげとか透けるように白いほっぺとかキスしたくなるような赤い唇とか…もちろん、見惚れちゃうくらい綺麗な目とか。オレの足りない言葉じゃ全然表現しきれないけど。
蛮ちゃんは全然自覚してないみたいだけど、本当にずるいくらいに綺麗で…毎日何時間見てても全然飽きないし、これからもずーっとずーっと見ていたい。
こうしてすぐそばで。誰よりも蛮ちゃんの近くで。
蛮ちゃんに逢えたことって、こうして一緒にいられることって、すっごい奇跡だよね?
何かがちょっと違ったら…例えば、蛮ちゃんが夏彦のところから逃げ出さなかったら、邪馬人さんが死ななかったら、オレが雷帝にならなかったら、きっとオレ達は逢えてないよね。
だから…オレは神様っていると思う。
神様、ありがとう。こんな奇跡を起こしてくれて。
オレは他のすべてをなくしてもかまわないから…このまま蛮ちゃんのそばにいさせて。
神様がだめだって言っても…絶対絶対蛮ちゃんの手を離す気なんかないけどね。
☆☆☆
うーん…なんか…微妙に違うような…気が。
もっと納得がいくようなものが書けるようになりたい…(o_ _)o
元ネタは麗美の「君の友達でいたいから」(で合ってるかな、タイトル(^^;)です。
古い歌だから、ご存知の方がいらっしゃるかどうか…。
麗美はこの頃の声が好きだったなぁ…。