水城夏実(うさぎ)

 今日は三月三日のひな祭りですけど、残念ながら曇りでちょっと寒いです。

 だからってわけでもないところがちょっと悲しいけど、相変わらずお店にはお客さんが少ないです。

 今は、へこんじゃってる銀ちゃんが一人。

 何でも、蛮さんが弥勒さんと出かけちゃったんだそうで。

 …弥勒さんって、蛮さんが昔一緒に暮らしてた人…でしたっけ?

 う〜ん…銀ちゃんは蛮さんにらぶらぶだから、蛮さんが他の人と出かけるのは嫌なのかもしれないけど、でももし、蛮さんの心変わりとかを心配してるなら、そんな心配は無用だと思いますけどね〜。

 だって、蛮さんが銀ちゃんを捨てて他の人のところに行くなんて、ありえませんもん。

 えっと、銀ちゃんのことを想ってあえて、っていうのなら、あるかもしれないけど。

 『ありえない』なんて言い切れないだろ、って?

 言い切れますよ、だって私は銀ちゃんが見られない蛮さんの姿を見てますから。

 『銀ちゃんがそばにいない時』の蛮さんを。

 蛮さんがそばにいない時の銀ちゃんも、普段とは雰囲気変わりますけど、蛮さんはもっと変わりますからね。

 ものすごく近寄りがたくなるんです…用があっても、声をかけるのをためらうくらいに。さすがにマスターは大丈夫みたいで、普通に話しかけますけど。

 それが…銀ちゃんが帰ってくるだけで、さっと明るくやわらかい雰囲気に変わって。

 見えないけど、きっとサングラスの下の銀ちゃんを見る目はすっごく優しいんだろうなぁって。

 あの瞬間を見てると、ほんとに蛮さんは銀ちゃんが大好きなんだなぁってわかっちゃいますよ。

 もちろん、銀ちゃんも蛮さんが大好きでしょうけど、でもきっと、蛮さんの方が銀ちゃんに縛られてますよ。

 すっごく愛されちゃってるんだから、不安になることなんか全然ないって、銀ちゃんに教えてあげたいけど…マスターに口止めされてるのと、言ったら蛮さん困るんだろうなって思うから…ごめんね、銀ちゃん。

 でも…いいなぁ…二人ともお互いがすっごく好きで、うらやましい。

 私も早く、そんな風に想い合える人に逢いたいなぁ…。

 

☆☆☆

 

 うーっ、玉砕(o_ _)o
 夏実ちゃんの口調がわかりませーんっ(泣
 その上、口調が一定してないし…くうっ、修行が足らん。

 一言メッセージを見返していたら、夏実ちゃんから見た二人を書いてみたいって自分で書いていたので(笑
 そういえば、そんなことも思ったなぁと。でも意外に難しかったです…。
 言いたかったことは大体書けたんですが、全部じゃない…。
 夏実ちゃんがどれくらいわかってるのかわかりませんが、はたから見たら、両思いラブラブなのはばればれだよって話。
 蛮ちゃんは隠せてるつもりだけど(笑